大学は何歳まで?遅れて入学するとどうなる?
大学は年齢上限のないことが多い教育機関ですが、実際に社会人になってから入学すると、どのようなことが起こるのでしょうか?
本記事では、大学卒業の平均年齢や社会人になってから入学した場合に年の離れた同級生とどう接するか、就職に不利になるのかなど、大学と通い始める年齢に関するさまざまな疑問について解説します。
大学への入学を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
日本の大学の卒業時の平均年齢
高校を18歳で、大学を22歳で卒業するのが日本の平均的な卒業年齢です。浪人や留年、休学、在学延長などがなければ、多くの学生は22歳で大学を卒業することになります。
ただし、医学部や薬学部など、6年制大学の場合はそれぞれ卒業までにプラス2年かかります。
また、大学を22歳で卒業し、ストレートで大学院に進学した場合、修士課程修了には最短でも2年かかるため24歳、博士課程修了はさらに3年必要になるため、27歳が標準的な卒業時の年齢です。
日本における進学・就職に対する固定観念
日本では、「大学進学は高校卒業後すぐに」という考え方が一般的です。また、4年制大学に進学した場合は、22歳で卒業し就職するのが一般的とされています。
しかし、このような進学と就職に関する固定観念は、「一般的」とされる選択をとらなかった方にとって生きづらさを感じる要因になることがあります。
年齢の違う同級生とどう接する?
社会人になってから大学に入学した場合、気になるのは同級生との年齢差です。
さまざまな学生が在籍する大学ですが、周りの学生が自分より年下となると、不安に思う方もいるかもしれません。
ここでは、年齢の異なる同級生同士がどのようにコミュニケーションを取るのかについて解説します。
敬語で会話する
同級生とはいえ、相手が年上とわかると敬語を使う方は少なくありません。
フレンドリーにコミュニケーションを取りたい方は、徐々に相手との距離を縮めて自然に接したり、最初に「敬語を使わずに話したい」と意思を伝えたりすることも効果的です。
同級生として接する
意外に思うかもしれませんが、大学では年齢に関係なく同級生として接する学生が多くいます。
最初はお互い緊張していますが、慣れてくれば自然と同級生として交流できるようになるでしょう。
自分自身が年齢差を気にし過ぎなければ、周囲もより親しみやすく感じるはずです。
遅れて大学に入学したら年齢を隠す人が多い?
社会人になってから大学に入学した場合、年齢を隠すべきなのかについて考える方が多くいます。
実際に「大学 年齢隠して入学」などで検索をかけると、Yahoo!知恵袋や発言小町、okwaveなどで多くの人々が「社会人になってから大学に入学したが、年齢をいうタイミングを逃している。このまま隠すべき?周りの人は気にする?」などといった質問を投稿しています。
質問の回答を見てみると、「年齢は気にしない」や「むしろ人生経験豊富な同級生がいると心強い」など、ポジティブな回答が圧倒的に多いことがわかります。
また、「隠していても会話の中で気づいてしまうほうがかえって気まずい」という回答もいくつか見られました。
年齢について隠し続けることも不可能ではありませんが、自分では隠せているつもりでも、会話の内容から「あれ?この人年上かな?」と相手に気づかれてしまうケースがあるようです。
年齢に対する考え方は人によって異なる
年齢に対する考え方は人によって異なるため、実際に入学後に周囲の学生をよく見てみると良いでしょう。
特に年齢を気にしない方、逆に年齢を過剰に気にする方、幅広い人と関わりたいと考えている方、限られたれたコミュニティのほうが落ち着くと感じる方など、考え方は人それぞれです。
自分にとって居心地の良い友人関係を築くためには、周囲の様子を見ながらバランスを取ることが重要です。
大学は何歳まで?
実際のところ、大学入学や卒業に年齢制限はありません。
文部科学省高等教育局大学振興課発行の「大学入学資格ガイド」によれば、大学及び大学の別科の入学資格については、年齢についての制限記載がなく、以下のように書かれています。
① 高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者
② 通常の課程による12年の学校教育を修了した者
A 文科大臣の定めるところにより、①と同等以上の学力があると認められた者
引用:大学入学資格ガイド|文部科学省高等教育局大学振興課
遅れて入学することを気にする必要はない
社会人になってから大学に入学することを気にする必要はありません。なぜなら、学びたい分野を学ぶ姿勢においては、周りの同級生と何ら変わらないからです。
大学入学時の年齢が周囲よりも上であることを気にする必要は全くありません。周りと足並みを揃える必要はないことを覚えておきましょう。
社会人でも大学に入学する人はいる
社会人が大学に入学すること、周囲より年齢が上であることは、決して珍しいことではありません。
むしろ、社会人経験のある同級生は周囲から頼りにされることも多く、良い交友関係を築ける可能性もあるでしょう。
卒業後の就活は不利になる?
卒業後の就職において、大学卒業が平均的な年齢より遅いからといって不利になることはありません。
面接では、なぜその年齢で大学に入学し卒業したのか、その期間にどのような経験をしてきたのか、そしてそれらをどのように仕事に活かすのかなどを伝えられれば、一般的な新卒よりも強みとしてアピールすることも可能です。
就職活動の際には、同級生と同じように自己分析などをおこない対策すると良いでしょう。
便利な自己分析ツールについては、「自己分析ツール27選!就活・転職に役立つ性格診断や適職診断を紹介」で紹介しているのでぜひご活用ください。
また、社会人の方で働きながら大学に通う方は、キャリアアップやスキルアップ、転職活動への第一歩を踏み出すことができます。
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まとめ
大学卒業の平均的な年齢は22歳ですが、実際にはそれよりも高い年齢の学生も多く存在しています。
年齢の違う同級生に対する接し方は、人によってさまざまです。大学生の中には、年齢を気にせず、友人として接したいと考えている方も多いようです。
また、大学には年齢の上限がありません。入学資格さえ満たしていれば、幅広い年齢の方が学びを深めることができます。
卒業後の就職についても大学での学びに加えてそれ以前の職務経験を強みとしてアピールできるため、不利になることはありません。
「学びたい」という気持ちを原動力に、大学での学修に励みましょう!