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2024.08.05
ITパスポート

ITパスポート試験のおすすめな勉強方法は?試験の解説やおすすめツールも紹介!

IT化が進む中で求められる、最新技術への理解や基本的なリテラシー。そういったITに関する基礎知識があることを証明できる資格のうち、「ITパスポート」という資格を聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか?

本記事では、ITパスポートの概要、試験問題、勉強方法、勉強に役立つツールやアプリについて解説します。

これからITパスポートを取得しようと考えている方、どうやって勉強するべきか悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

ITパスポートとはどんなもの?

「ITパスポート」とは、通称「iパス」とも呼ばれる国家資格の1つです。

IT化が進む今、社会人や学生が備えておくべきITの基礎知識を証明できるものとして、多くの方が受験し取得しています。

ITパスポートの試験では、AIやビッグデータ、IoTといった新技術や、アジャイル(※)などの新手法の概要、経営戦略、マーケティング、法務、財務などの経営全般、セキュリティ、ネットワークなどのITリテラシーなど幅広い分野について問われます。

ITを正しく理解すること、業務に効果的にITを活かすことができる「IT力」を証明する資格として、ほぼすべての職種において重視される試験として広く知られています。

※アジャイルとは、大きな単位でシステムを区切らず実装とテストを細かく繰り返して開発を進める手法のこと。

参考:【ITパスポート試験】iパスとは

試験の難易度・合格率

ITパスポートは、経済産業省の定めるITSS(ITスキル標準)によれば最も簡単なレベル1に位置づけられており、合格率は50%〜60%程度と高めです。

ただし、IT未経験者にとっては専門用語が多いことや幅広い知識が必要となることから、やや難易度の高い資格に感じるかもしれません。

参考:【ITパスポート試験】統計情報

ITパスポート試験で出題される問題とは?

ITパスポートの試験で出される問題は、以下のような3つの分野に分けられます。

分類問題数概要
ストラテジ系35問程度経営全般に関わる内容。企業と法務、経営戦略、システム戦略など。
マネジメント系20問程度IT管理に関わる内容。開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントなど。
テクノロジ系45問程度IT技術に関わる内容。基礎理論、コンピュータシステム、技術要素など。

問題の系統ごとに、詳しく解説します。

ストラテジ系問題

ストラテジ系の問題では経営全般に関する内容が問われ、「企業と法務」「経営戦略」「システム戦略」に分けられます。

「企業と法務」は経営に関するIT分野の問題です。企業活動、経営管理、IT活用、業務改善、問題解決、知的財産権、セキュリティ関連法規などが問われます。

「経営戦略」はIT技術と経営の関わりについての問題です。経営情報分析手法、経営管理システム、技術開発戦略、ビジネス分野の代表的なシステムの特徴について問われます。

「システム戦略」は経営に関する具体的なシステムに関する問題です。情報システム戦略、ITを用いた業務自動化、効率化、システム化計画などについて問われます。

マネジメント系問題

マネジメント系の問題ではIT管理に関する内容が問われ、「開発技術」「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」に分けられます。

「開発技術」は開発に関する技術面、仕事としての思考に関する問題です。システム開発プロセス、代表的な開発モデル、開発手法、見積もりの考え方などについて問われます。

「プロジェクトマネジメント」はプロジェクトマネジメントの意識や考え方に関する問題です。プロジェクトマネジメントの目的、意義、考え方などについて問われます。

「サービスマネジメント」はITサービスの整備や監査などに関する問題です。ITサービスのマネジメント、システム環境整備、システム監査について問われます。

テクノロジ系問題

テクノロジ系の問題ではIT技術に関する内容が問われ、「基礎理論」「コンピュータシステム」「技術要素」に分けられます。

「基礎理論」はITテクノロジに関する基礎的な知識の問題です。基礎理論、アルゴリズム、データ構造、プログラミングなどについて問われます。

「コンピュータシステム」はコンピュータの基本的なシステム構成などについての問題です。コンピュータの構成要素、システム構成や特徴、ソフトウェア、ハードウェアなどについて問われます。

「技術要素」は情報やセキュリティ分野の問題です。情報デザイン技術と考え方、メディア、ネットワーク、データベース、セキュリティなどについて問われます。

ITパスポートのおすすめ勉強方法

ITパスポート合格に向けて動くなら、以下のようなポイントを押さえた勉強方法がおすすめです。

  • IT用語を正しく覚えるために用語集を活用する
  • 最新情報が載っているテキストで学習する
  • ITパスポートの過去問をたくさん解いて感覚をつかむ
  • インプットとアウトプットを繰り返して知識を定着させる

それぞれ詳しく解説します。

用語集を活用する

特にIT初心者におすすめの勉強方法が、用語集の活用です。IT用語を正しく覚えることで、テキスト学習などの理解度を大幅にアップさせることができるでしょう。

用語集は市販のものを使っても良いですし、自分で作ってもOKです。モチベーションが上がるほうを選んでください。

用語集はテキスト学習での「これなんだっけ?」を解消するときにも役立つので、1つ持っていて損はありません。

テキスト学習をする

テキスト学習は、独学で学ぶ方にとっても外せない勉強方法です。書店や電子書籍で最新情報が載っているテキストを購入して勉強しましょう。

メモなどを書き込みたい場合は紙媒体のものが良いですが、出先や移動中にもコツコツ読み込みたい場合は電子書籍もおすすめです。

書き込む用とスキマ時間などに読む用とで、2冊買ってしまうのも良いかもしれません。

過去問を解く

過去問を解くのは、どんな方にもおすすめの勉強方法です。ITパスポートの過去問は問題集として販売されているため、書店などで探してみてください。

ITパスポートは出題傾向がほぼ一定であるため、過去問を解いて感覚を掴むことで合格率を大きく上げることができます。

問題の傾向、出題される内容、解説など、問題集を活用しながらITパスポートの問題に実際に取り組んでみてください。

インプットとアウトプット

知識の定着には、インプットとアウトプットが欠かせません。

用語集やテキストでの学習をインプットとし、過去問を解くことをアウトプットとして、何度も繰り返すことが重要です。

繰り返すほど知識は定着し、より多くの問題に対して素早く答えを出せるようになるでしょう。

学習は【インプット:アウトプット】が【7:3】くらいになるようイメージして継続してください。

ITパスポートの勉強におすすめなツール・アプリ

ここでは、ITパスポートの勉強に役立つアプリやツールからおすすめの4つを紹介します。

ツール・アプリカテゴリ特徴公式サイト
ITパスポート 全問解説スマホアプリ(iPhone、Android)無料で使える問題集アプリ。分野別の問題集や過去問を解いたり、気になる問題はあとでまとめてチェックできたりする機能つき。App StoreGoogle Play
ITパスポート試験ドットコムWebサイト過去問を解いたり解説を読んだりすることができる。掲示板があり、疑問点を人に聞くことができる。ITパスポート試験ドットコム
みちともデジタルWebサイトITパスポート関連の最新情報や過去問が掲載されているWebサイト。問題と解説、用語集もあり初心者にもおすすめ。情報収集にも最適。みちともデジタル
ITすきま教室【ITパスポート.基本情報技術者試験.高校情報科】YouTubeITパスポートの過去問や出題傾向、テスト形式の解説動画を出している。人の声で実際に授業を受けているような勉強がしたい方向け。ITすきま教室【ITパスポート.基本情報技術者試験.高校情報科】

おすすめツールやアプリを、それぞれ詳しく解説します。

ITパスポート 全問解説

「ITパスポート 全問解説」は、iPhoneとAndroidの両方に対応している無料のスマホアプリです。

ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系など分野別の問題集と年度別過去問を収録しています。全問解説があり、インプットとアウトプットの両方に長けたアプリと言えます。

気になる問題はあとでまとめてチェックできるので、苦手な分野や何度も解きたい問題をまとめることも可能です。

常に最新版にアップデートされているため、生成AIに関する問題や令和5年度の過去問もしっかり勉強できます。

App StoreGoogle Play

ITパスポート試験ドットコム

「ITパスポート試験ドットコム」は、過去問を解いたり解説を読んだりできるWebサイトです。会員登録不要で利用できるため、スマホやPCから気軽に使うことができます。

過去問解説、過去問集、用語クイズ、掲示板などがあり、問題を解いたり質問したりといった様々な使い方ができます。

特に独学の場合、掲示板を活用すれば人に質問できるためスムーズな学習が可能です。疑問点、不安なことは積極的に質問してみましょう。

ITパスポート試験ドットコム

みちともデジタル

「みちともデジタル」は、ITパスポート関連の情報や勉強方法、用語集や問題・解説などがまとめて掲載されているWebサイトです。会員登録不要、無料で利用できます。

最新の試験情報や過去問が随時更新されるので、情報収集も兼ねて活用するのがおすすめです。

問題と解説、用語集などはIT初心者にとっても有益なので、ぜひ一度チェックしてみてください。

みちともデジタル

ITすきま教室【ITパスポート.基本情報技術者試験.高校情報科】

「ITすきま教室【ITパスポート.基本情報技術者試験.高校情報科】」は、ITパスポート、基本情報技術者試験、高校情報科の解説を中心に動画を配信しているYouTubeチャンネルです。

ITパスポート関係の動画は再生リストにまとめられているので、動画ごとに授業を受けるような感覚で学習していくことができます。

過去問の解説を丁寧におこなっている動画や、テスト形式の解説、出題範囲や傾向と対策について取り上げている動画があるので、「人の声でインプットしたい」という方は要チェックです。

見るだけ合格!ITパスポート(過去問編)

ITパスポート講座【ITすきま教室】

高度なITスキルを学ぶなら、開志創造大学 情報デザイン学部(仮称・設置構想中)

開志創造大学 情報デザイン学部(仮称・設置構想中)は、一度も通学せずに完全オンラインで大学を卒業できる通信教育課程の学部です。

情報デザイン学部(仮称・設置構想中)では、ITの基礎知識から学ぶため、IT知識のない初心者の方も安心して学び始めることができ、卒業までには高度なITスキルを身につけることができるため、将来の活躍の幅が広がります。

また、さまざまなカリキュラムがある中で情報系の科目も多く用意されており、自分の興味のある科目を選択することができます。

学びを進めていくと、ITパスポートの受験を目指せるレベルになります。ITパスポート試験は、IT系の試験の中でも比較的合格しやすい試験とはいえ、独学で勉強すると、専門用語などの修得が難しく、合格までの道のりが長くなってしまう可能性もあります。

ですが、情報系の大学で学ぶことにより、順を追って知識がつき、用語の理解が深まります。

ITパスポート試験をはじめとしたIT系の資格を取得したいけれど、独学では合格できるか不安な方や、せっかく勉強するなら同時に情報学の学士も取得したい方は、開志創造大学 情報デザイン学部(仮称・設置構想中)への入学がおすすめです。

まとめ

IT化が進む中で、年々注目度を増している「ITパスポート」。

そんなITパスポートは合格率50〜60%と高めであり、経済産業省の定める基準(ITSS)においても最も難易度の低い、レベル1に指定されています。取得することでITへの理解などを証明できるため、早めに取得しておくと就職などでも評価に繋がるでしょう。

ITパスポートの勉強は独学でも可能で、テキスト、用語集、過去問などを使って進めることができます。またITパスポートを勉強するなら、ぜひ本記事で紹介したアプリやツールも活用してみてください。

さらに、ITパスポートからスタートしてもっと高度な知識やスキルを身につけたいのであれば通信制大学などでITについて学ぶのもおすすめです。

ITパスポートを取得して基本的な知識を身につけ、IT化が進む現代で活躍しましょう!

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