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2025.04.03
資格

応用情報技術者試験の難易度は?合格率や勉強時間・勉強法を解説

IT業界で評価される国家試験の1つである応用情報技術者試験。情報処理技術者試験の中で、中級レベルに位置づけられ、高度なIT知識と実践的なスキルが求められる試験です。

本記事では、応用情報技術者試験の基本情報、難易度、難しさの理由、その他の情報処理技術者試験との違いなどを解説しつつ、応用情報技術者試験に合格するメリット、合格者の平均年収、合格に必要な勉強時間や効果的な勉強方法についても紹介します。

応用情報技術者試験の受験を検討している方や、IT業界でのキャリアアップを目指している方はぜひ最後までご覧ください。 

応用情報技術者試験とは?

応用情報技術者試験とは、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験の1つです。

情報処理推進機構(IPA)では、応用情報技術者試験について「ワンランク上のITエンジニア」と紹介しており、ITエンジニアとしてのレベルアップを目指す方におすすめの試験です。

試験名応用情報技術者試験
略記AP
対象者像ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者

参照:応用情報技術者試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

応用情報技術者試験は基本情報技術者試験に比べて、より高度なIT知識や実践的なスキルが問われる試験です。ITに関する基本的な知識を前提としつつ、経営戦略、プロジェクトマネジメント、ネットワーク、データベース、セキュリティなど幅広い専門分野の知識が求められます。

また、実務においては、ITを活用した戦略の立案やシステム設計・開発・運用などで成果を出せるレベルが求められるため、ITエンジニアとしてスキルアップに有益な試験と言えるでしょう。

試験内容

応用情報技術者試験は、4月と10月の年2回実施され、午前・午後の2部構成で行われます。試験内容は以下の通りです。

試験午前試験午後試験
試験時間9:30~12:00(150分)13:00~15:30(150分)
出題形式多肢選択式記述式
出題数/解答数80問/80問11問/5問

試験時間は合計300分(5時間)で、午前と午後で試験の出題形式が異なります。

午前は多肢選択式の問題が出題されるため、時間配分を意識した対策が重要です。

また、午後は特定の分野を選択して解答する形式となるため、自分の得意分野を見極めたうえで、適切な対策を立てる必要があります。

出題範囲

以下は、午前試験で出題される範囲の一部です。

テクノロジ系基礎理論・基礎理論
・アルゴリズムとプログラミング
コンピュータシステム・コンピュータ構成要素
・システム構成要素
・ソフトウェア
・ハードウェア
技術要素・ユーザーインターフェース
・情報メディア
・データベース
・ネットワーク
・セキュリティ
開発技術・システム開発技術
・ソフトウェア開発管理技術
マネジメント系プロジェクト・プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント・サービスマネジメント
・システム監査
ストラテジ系システム戦略・システム戦略
・システム企画
経営戦略・経営戦略マネジメント
・技術戦略マネジメント
・ビジネスインダストリ
企業と法務・企業活動
・法務

以下は、午後試験で出題される範囲の一部です。

経営戦略に関すること・マーケティング
・経営分析
・事業戦略、企業戦略
・コーポレートファイナンス
・事業価値評価など
情報戦略に関すること・ビジネスモデル
・製品戦略
・組織運営
・アウトソーシング戦略
・情報業界の動向など
戦略立案・コンサルティングの技法に関すること・ロジカルシンキング
・プレゼンテーション技法
・バランススコアカード
・SWOT分析など
システムアーキテクチャに関すること・方式設計、機能分割
・提案依頼書(RFP)
・要求分析
・信頼性、性能
・Web 技術(Web サービス・SOA を含む)など
サービスマネジメントに関すること・サービスマネジメントシステム
(構成管理、事業関係管理、サービスレベル管理、供給者管理、サービスの予算業務及び会計業務など)
・サービスの運用
(システム運用管理、仮想環境の運用管理、運用オペレーション、サービスデスクなど)など
プロジェクトマネジメントに関すること・プロジェクト全体計画
(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画)
・スコープの管理
・資源の管理
・プロジェクトチームのマネジメント
・スケジュールの管理など
ネットワークに関すること・ネットワークアーキテクチャ
・プロトコル
・インターネット
・イントラネット
・VPNなど
データベースに関すること・データモデル
・正規化
・DBMS
・データベース言語(SQL)
・データベースシステムの運用・保守など
組込みシステム開発に関すること・リアルタイムOS、MPUアーキテクチャ
・省電力、高信頼設計、メモリ管理
・センサー、アクチュエーター
・組込みシステムの設計
・個別アプリケーション
(携帯電話,自動車,家電ほか)など
情報システム開発に関すること・外部設計
・内部設計
・テスト計画、テスト
・標準化、部品化
・開発環境など
プログラミングに関すること・アルゴリズム
・データ構造
・プログラム作成技術
(プログラム言語,マークアップ言語)
・Webプログラミングなど
情報セキュリティに関すること・情報セキュリティポリシー
・情報セキュリティマネジメント
・リスク分析
・データベースセキュリティ
・ネットワークセキュリティなど
システム監査に関すること・ITガバナンス及びIT統制と監査
・情報システムや組込みシステムの企画~保守、廃棄プロセスの監査
・プロジェクト管理の監査
・アジャイル開発の監査
・外部サービス管理の監査など

応用情報技術者試験の難易度は?

応用情報技術者試験は難易度が高い試験とされています。

ここでは、応用情報技術者試験の難易度について、公開されている合格率をもとに解説します。

応用情報技術者試験の合格率

直近4年間の合格率は以下のようになります。

実施年度合格率(%)
令和3年度23.5
令和4年度25.3
令和5年度25.0
令和6年度26.3

出典:情報処理技術者試験 情報処理安全確保支援士試験 統計資料

応用情報技術者試験の合格率は25%で推移しており、このことから難易度の高さがわかります。

ITSS(ITスキル標準)における応用技術者試験

応用技術者試験は、経済産業省が試験のレベルを示すITSS(ITスキル標準)においてレベル3に位置し、ハイレベルで専門性の高い内容であるとされています。

IT関連試験の中でも上級向けとされており、下位にはITパスポートや基本情報技術者試験、上位にはさらに専門分野に特化した試験があります。

出典:試験区分一覧 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

応用情報技術者試験の難易度が高い理由

応用情報技術者試験の難易度が高い理由として、広い出題範囲と記述式の問題が要因として挙げられます。

ここでは、それぞれについて詳しく解説します。

出題範囲が広い

応用情報技術者試験はテクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の3分野にわたって出題されます。

特に、ITの知識に加えて、マネジメントや経営戦略など、幅広い知識が求められるため、計画的な学習が不可欠です。独学での学修に自信がない方や、わからないところが出てきたらすぐに質問できる環境で学修したい方は情報系の大学やスクールに通うのがおすすめです。

また、午前の試験では全80問を150分以内に解答する必要があるため、効率的に問題を解かなければいけません。

開志創造大学 情報デザイン学部(仮称・設置認可申請中)では、情報やマネジメントについて学べるだけでなく、日々の学修を通じて計画的に学ぶ力を身につけることが可能です。

午後の試験が記述式

午後の試験では、記述式の問題が出題されます。また、特定の分野を選択し、長文を読んでから回答するため、応用力と読解力が求められます。

この試験は基礎知識を応用し、実務に活かせるレベルの問題が出題されるため、難しく感じる受験者が多いのも特徴です。

そのため、午前の試験対策とは異なり、長文問題を素早く正確に読み解く練習が必要です。

その他の情報処理技術者試験との難易度比較

応用情報技術者試験に関連する試験には、以下のものがあります。

  • 基本情報技術者試験
  • 情報セキュリティマネジメント試験
  • 高度情報処理技術者試験

それぞれの試験の難易度を比較してみましょう。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、応用情報技術者試験の前段階にあたる基本的な情報技術の知識やスキルが問われる国家試験です。

試験名基本情報技術者試験
略記FE
合格率45%程度
ITSS(ITスキル標準)レベル2

基本情報技術者試験は合格率45%程度で比較的合格しやすい国家試験です。

IT知識の基礎を固めるための試験で、IT業界で働く方や目指す方の多くが受験しています。

基本情報技術者試験については「基本情報技術者試験 難易度」をご覧ください。

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験は、ITを安全に活用するための基礎知識全般が問われる国家試験です。

試験名情報セキュリティマネジメント試験
略記SG
合格率60%程度
ITSS(ITスキル標準)レベル2

情報セキュリティマネジメント試験の合格率は60%程度と高く、ITを活用するすべての人が知っておくべきセキュリティ関連の基礎知識が問われます。現代においてはほぼすべての社会人が対象とも言えるでしょう。

ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験は、応用情報技術者試験の上位にあたる高難易度試験の1つです。

試験名ITストラテジスト試験
略記ST
合格率15%程度
ITSS(ITスキル標準)レベル4

ITストラテジスト試験は、合格率が15%程度と非常に難易度が高く、IT知識、スキル、経営マネジメントなどに関する高度な知識が問われます。

応用情報技術者試験の合格後、さらに専門性を高めたい方やキャリアアップを目指す方におすすめです。

IT系の国家資格については、「IT系国家資格おすすめ12選!難易度や合格率を分野別に解説」で詳しく紹介しています。併せてご覧ください。

応用情報技術者試験を取得するメリット

応用情報技術者試験に合格するメリットとして、以下のことが挙げられます。

  • 転職や就職に有利になる
  • スキルアップにつながる
  • 国家試験の一部免除がある

それぞれについて詳しく解説します。

転職や就職に有利になる

応用情報技術者試験に合格すると、IT業界において一定の知識とスキルを持っていることを証明することができます。

履歴書に記載することで、IT分野の知識や技術を有することをアピールでき、転職や就職の際の強みになります。

特に、未経験者や実務経験が少ない方にとっては、IT業界のキャリアを築くための重要なステップになるでしょう。

スキルアップにつながる

応用情報技術者試験の勉強を通じて、ITに関する幅広い知識を体系的に習得できます。

出題範囲にプログラミング、ネットワーク、データベース、プロジェクトマネジメント、経営戦略などが含まれており、ITの基礎から応用まで幅広く学べるため、実務に役立つ知識を身につけることができます。

また、業務ではあまり意識しない分野にも触れることが出来るため、より幅広い視野を持ったITエンジニアへと成長できるでしょう。

仮に応用情報技術者試験に合格できなかったとしても、勉強した知識は実務に活かせるため、無駄にはなりません。

国家試験の一部免除がある

応用情報技術者試験に合格すると、ITストラテジスト試験などの高度情報技術者試験の「午前Ⅰ試験」が免除されます。

高度情報技術者試験は以下の内容で構成されています。

①午前Ⅰ試験(IT分野の知識を広く問う)

②午前Ⅱ試験(専門知識を問う)

③午後Ⅰ試験(記述式)

④午後Ⅱ試験(論述式)

応用情報技術者試験に合格すると、①の「午前Ⅰ試験」が2年間免除されます。

その分を他の分野の対策に回すことができるため、より効率的に合格を目指せるでしょう。

応用情報技術者試験を取得した人の平均年収

応用情報技術者試験を取得した人の平均年収は、450~650万円程度とされています。これは、日本全体の平均年収約450万円、中央値約400万円と比較して高い水準です。

また、合格者の中には、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーなどの管理職に就いている方も多く、実務経験が豊富な傾向があります。

さらに、企業によっては資格手当や報奨金が支給される場合もあります。

応用情報技術者試験の勉強時間の目安

応用情報技術者試験の合格に必要な勉強時間は、受験者のITに関する知識や経験により異なります。

IT初心者の場合、約500時間の勉強時間が必要とされています。

1日2時間の勉強を続けると、約9か月の学習期間が必要になります。

一方、ITに関する基礎知識を持つ実務経験者の場合、約200時間の勉強時間が必要とされています。

同じく1日2時間の勉強で、約4か月の学習期間が必要になります。

ただし、これらの勉強時間は個人の理解度や学習効率によって変動する可能性があります。

応用情報技術者試験の勉強方法

応用情報技術者試験の勉強方法には、主に「独学」と「講座や講義を受講する」の2つがあります。

ここでは、これらの勉強方法について、具体的な方法やメリット・デメリットをそれぞれ解説します。これから試験の受験を検討している方は、自分に合った勉強方法を選ぶ参考にしてください。

独学

独学で応用情報技術者試験の合格を目指すのならば、試験範囲に沿った参考書や問題集を活用して勉強を進めましょう。

参考書で理解が難しいところは、補助教材としてWebサイトやYouTubeなどの解説動画を閲覧するのも有効です。

また、学習が一通り進んだら、過去問や予想問題を解き、理解が不足している部分を重点的に復習すると良いでしょう。

独学のメリットは、費用を抑えられることや、自分のペースで勉強できることです。

一方、独学は行き詰まったときに質問できる相手がいないことや、モチベーションの維持が難しい点がデメリットとなります。

講座・講義を受講する

講座や講義を受ける勉強方法では、カリキュラムに沿って体系的に学習できるため、計画的に対策を進められます。

応用情報技術者試験に関する講座や講義は、通信制大学、専門スクール、個別講座などで受けられます。先生の指導のもと、効率的に学習できるのが特徴です。

また、先生がいることで疑問をすぐに解決できる点や、授業計画があることでモチベーションを維持しやすい点もメリットとして挙げられます。

ただし、講座や講義を受ける場合には費用がかかるため、費用面の負担がある点はデメリットです。

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まとめ

応用情報技術者試験とは、基本情報技術者試験と比べてより高度な知識が求められる国家試験です。

合格率はおおよそ25%前後のため、難易度の高い試験といえるでしょう。

IT初心者であれば約500時間、ITに関する基礎知識がある方は約200時間の勉強時間が必要とされています。

独学でも合格は可能ですが、体系的に知識を身につけ、効率的に試験対策を行いたい場合は、講座や講義の受講も選択肢の1つです。

応用情報技術者試験に合格することは、転職や就職時のアピールポイントになり、ITスキルの向上にも繋がります。また、高度情報技術者試験の一部免除を受けられるメリットもあります。

応用情報技術者試験に合格して、IT業界でのキャリアアップを目指しましょう!

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