通信制大学へ編入する方法は?選び方やメリット・デメリットを紹介
通学制大学在学中で通学が難しくなったり、働きながら新たな分野を学びたいと考えたりしている方の中には、通信制大学への編入を検討する方もいるでしょう。
本記事では、通信制大学への編入は可能なのか、通信制大学の選び方、学費、編入のメリット、デメリットについてそれぞれ解説します。
通信制大学への編入について知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
通信制大学への編入は可能?
通信制大学では通学制大学と同様に、2、3年次に進学するタイミングで編入が可能なことが多く、大学によっては4年次の編入を受け付けていることもあります。
ここでは、通信制大学への編入に必要な単位、編入試験、編入の難易度について解説します。
編入に必要な単位
通信制大学への編入に必要な単位は、大学によって違います。
2年次なら30単位、3年次なら60単位程度を取得している必要があります。
一般的な4年制大学は卒業までに124〜128単位が必要です。そのため、1年次の終わりに30単位、2年次の終わりに60単位を進級に必要な単位数として設定している大学もあります。
通信制大学に編入する際、必要な単位数は大学ごとに異なるため、希望する大学の編入条件として必要な単位数を事前に確認しておきましょう。
編入試験はない
通信制大学には、編入試験がありません。通信制大学への通常の入学と同じく、基本的に書類選考のみで編入が可能なことが多いです。
多くの通信制大学では、学力試験がない代わりに志望理由書を詳しく書いて提出する必要があります。
志望理由書を求められた場合、大学側に自分の考えがしっかり伝わる文章を書くように心がけましょう。
通信制大学の編入は難しくない
通信制大学への編入には学力試験がないため、難易度としては低いと言えます。ただし、編入に必要な単位数や認定条件は大学によって異なるため、事前にきちんと確認しておく必要があります。
特に、これまでとは異なる学部に編入する場合、単位数だけではなく必修科目の履修を求められるため、必修科目が足りていないと編入できないことがあります。また、単位の互換性がないと編入先の単位として認められないため、編入先の条件を必ず確認しましょう。
通信制大学の選び方のポイント
通信制大学に編入するときは、以下のポイントを抑えておきましょう。
- スクーリングの有無や回数
- 学費が予算内であるか
- 編入の条件や必要な単位数
- 学修や就職に関するサポート体制
それぞれ詳しく解説します。
通信制大学の選び方については「通信制大学の選び方!7つのポイントから自分に合う通信制大学に行こう」で詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
ポイント ①スクーリング
通信制大学は基本的にオンライン授業が中心ですが、大学や学部、学科によって、何度かスクーリング(対面授業)がある場合があります。
スクーリングがある場合、指定の会場へ足を運ばなければならないため、年に何回かは通学する日があります。
一方で、スクーリングなしの完全オンラインの通信制大学もあります。
スクーリングの有無や回数を必ず確認し、自分が希望する授業形態の通信制大学を探しましょう。
ポイント②学費
通信制大学の学費は、大学や学部、学科によってそれぞれ異なります。
1年次入学から卒業までにかかる通信制大学の学費は51〜465万円と差があり、決してすべての大学の学費が低く設定されているわけではありません。
「通信制大学だから学費はそれほど高くないだろう」と安易に考えず、何年次に編入するかによって卒業までにどれくらいの費用が必要か、きちんと調べるようにしましょう。
また、奨学金を利用したいと考えている方は、社会人が利用可能な奨学金について「社会人が利用可能な奨学金とは?おすすめの奨学金や給付金制度を紹介」で紹介しているので併せてご覧ください。
ポイント③条件と必要単位数
通信制大学に編入するには、必要単位数や必修科目の履修といった条件を満たしていなければなりません。
自分が取得済みの単位や必修科目を確認したうえで、編入できる大学を選びましょう。
また、卒業までに必要な単位を事前に把握しておくことで、編入後の履修登録などがスムーズになります。
通信制大学への編入を検討する際は、編入条件や卒業に必要な単位数についてしっかり確認しておきましょう。
ポイント④サポート体制
通信制大学を選ぶときは、学修や就職に関するサポート体制についても調べましょう。
通信制大学では通学制大学と比べて、リアルタイムで先生とコミュニケーションを取る機会が少なくなるため、学修が思うように進まなかったり、質問の回答に時間がかかったりする場合があります。
ただし、通信制大学の多くは学修サポートを設けており、学修の進捗について相談したり、授業内容の質問を受け付けたりしています。
また、就職に関するサポート制度を充実させている通信制大学も多く、通学制大学と同様の進路や就職活動のサポートを受けられることがあります。
学修や就職に関するサポート体制も、通信制大学を選ぶときの重要なポイントです。
通信制大学の学費には差がある
通信制大学選びのポイントでもお伝えしたように、通信制大学は大学ごとにかかる費用が異なります。
教材費、授業料、施設利用料、スクーリング代など、大学によって必要な学費や内訳が異なるため、事前にカリキュラムやシステムを確認しておくことが大切です。
通信制大学の学費や奨学金、免除制度については「【全43校】通信制大学の学費ランキング!奨学金や免除制度についても解説」で詳しく解説しています。気になる方はぜひ参考にしてください。
通信制大学に編入するメリットは?
通信制大学に編入するメリットには、自分のペースで学修を進められることと学費を抑えられることの2点が挙げられます。
自分のペースで学修を進められる
通信制大学はオンラインでの学修がメインであるため、自分のペースで学修を進められるというメリットがあります。
オンライン授業のため場所や時間を問わないことも多く、仕事や家事をしながら学びたいと考えている方にもピッタリでしょう。
時間や場所の都合で大学への通学が難しくなってしまった方にとっても、オンライン学修がメインの通信制大学はおすすめです。
学費を抑えられる
通信制大学の多くは一般的な通学制大学よりも学費が低く設定されています。そのため、通学制の大学で4年間学修するよりも通信制大学に編入して卒業を目指した方が費用を抑えられるでしょう。
経済的な理由で通学制大学に通うことが難しくなった場合や、大学を一度やめてしまったけれどもう一度学びたいと考えている場合などは、通信制大学へ編入することで学費を抑えられるという大きなメリットがあります。
通信制大学に編入するデメリットは?
通信制大学に編入するデメリットとして、基礎がおろそかになってしまう可能性があることや、自己管理が必要であることが挙げられます。
特に大学を中退してから期間が開いて通信制大学へ編入した場合、1年次に履修するはずの基礎科目をスキップできるため、基礎科目に関する知識が曖昧になっている可能性があります。
改めて履修する必要がないとしても、基礎科目については自分自身で内容を確認しておく必要があるでしょう。
また、通信制大学では自己管理能力が求められます。学修計画を立てるとともに、実行し続けなければ単位を取得できなかったり、進級や卒業ができなくなったりするため、自己管理を徹底する必要があります。
基礎科目の確認や学修のサポートが受けられるような通信制大学を選べば、通信制大学に編入したあともしっかり学修を進められるでしょう。
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まとめ
大学を途中でやめてしまった方や、通学制大学に通えなくなってしまった方におすすめの通信制大学への編入。通信制大学は主に2年次と3年次への進級のタイミングで編入を受け付けており、大学進学の選択肢として検討する価値はあるでしょう。
通信制大学は通学制大学と違い、多くの授業がオンラインです。オンライン学修がメインとなりますが、中にはスクーリングと呼ばれる通学が必要な大学や学部、学科もあるため注意しましょう。
通信制大学を選ぶ際は、スクーリングの有無、学費、編入条件と卒業に必要な単位、サポート体制の4つを必ず確認してください。
通信制大学の学費は大学や学部によって異なるため、カリキュラムと併せて事前に確認しておくことをおすすめします。また、学費は予算に収まっているか、カリキュラムは自分に適しているかなどを必ずチェックしましょう。
通信制大学にはメリットとデメリットがあります。メリットとデメリットをそれぞれ理解し、本当に自分が卒業まで学修を続けられそうか、改めて考えましょう。
学修の進捗管理や卒業、就職に不安がある場合でも、サポート体制が充実した通信制大学を選べばデメリットはある程度解消されます。
自分に合った通信制大学に編入し、大学卒業を目指しましょう!