社会人インターンとは?参加するメリットとデメリットについて解説
インターンというと学生が参加するものだと考えがちですが、実は社会人向けのインターンも開催されていることを知っていますか?
本記事では、社会人向けインターンの概要、インターンを経た転職、社会人がインターンに参加するメリット・デメリットについてそれぞれ解説します。
転職を検討している方、社会人インターンについて知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
社会人インターンとは?
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インターンとは企業に就職する前に、実際の業務を体験することを指します。実際の仕事や職場環境を体験し、働くことへの理解を深めるのが主な目的です。
中でも社会人インターンは、社会人を対象としたインターンシップを指し、長期または短期で企業の業務を実際に体験することができます。
企業の業務を体験することで、「この仕事、向いているかも」「今の仕事のほうが働きやすいな」など、新たな気づきを得ることもできます。
また、現職で活かせていない自分のスキルを活かす新しい挑戦ができることや、普段とは異なる視点で評価を受けられることももあります。
こうした魅力から、社会人インターンは近年注目されているのです。
社会人インターンで転職はうまくいきやすい?
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社会人インターンは、転職の準備として活用することができます。転職を成功させるためにインターンに参加するのは有効と言えるでしょう。
例えば、興味のある業界の企業のインターンに参加し、実際の業務や職場環境を体験してみると自分と業界や企業との適性を実感することができます。
もしインターン先と自分の相性が合わなくても、改めて自分のキャリアを見直す良い機会になります。
社会人インターンで得た経験や新たに気づいた自分の特性は、転職活動を成功に導く大きな力となるでしょう。
社会人インターンに参加するメリット
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社会人インターンに参加するメリットには、以下のようなものがあります。
- 自分の市場価値を把握できる
- スキルやモチベーションアップに繋がる
- 新たなコミュニティに参加し、人脈を広げられる
- インターン先での採用に繋がることがある
- 自分のスキルを活かした社会貢献ができる
それぞれ詳しく解説します。
自分の市場価値を把握できる
インターンを通して、自分の市場価値を知ることができます。
1つの企業で働き続けていると、自分にどれだけの市場価値があるのか把握しづらくなります。
インターンを通して他社の業務に携わることで、現在の職場とは異なる視点で評価を得られるため、自分の市場価値を客観的に知ることができるでしょう。
自分でも気づいていなかった新たな能力や可能性を見つけたり、今までと異なる組織で自分のスキルがどの程度通用するのか確認できたりすることは、社会人インターンに参加する大きなメリットです。
スキルやモチベーションアップに繋がる
社会人インターンに参加すると、スキルアップやモチベーションアップに繋がります。
新たな業務に携わることで、これまで接点のなかったスキルや特性を持つ人と出会えるため、良い刺激を受けられるでしょう。
インターンを通じて新たに身につけたいスキルが見つかったり、仕事に対するモチベーションを向上させたりできるのも、社会人インターンのメリットと言えます。
新たなコミュニティに参加したり人脈を広げたりできる
社会人インターンに参加することで、これまで接点のなかった人と関われたり、新たなコミュニティに参加できたりします。
人脈が広がることは、新たな価値観や知識を得られるだけでなく、自分の可能性を広げることにも繋がります。
そのため、人脈を広げ、有益な情報を得るために社会人インターンに参加するのは、有効と言えるでしょう。
インターン先での採用に繋がることがある
社会人インターンに参加すると、そのまま採用に繋がることがあります。
インターンでは実際の働きぶりを直接確認できるため、企業がそのまま採用することもあります。
インターンで自分のスキルを十分に発揮できれば、そのまま採用に繋がる可能性があるのは、特に転職を希望している方にとって大きなメリットと言えるでしょう。
自分のスキルを活かした社会貢献ができる
インターンを通して、自分のスキルを活かして社会貢献できることもメリットと言えます。
例えば、商品企画でアイデアを出したり、企業のプロモーション戦略に対して第三者目線で意見を述べたりするなど、インターンを通して企業や社会に貢献できる機会もあるでしょう。
自分のスキルを活かした社会貢献を経験することで、自分の能力をもっと活かしたい、伸ばしたいというモチベーションが高まるきっかけにも繋がります。
社会人インターンに参加するデメリット
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社会人インターンには多くのメリットがありますが、デメリットもあるため注意が必要です。
- インターンに参加するための時間を確保しなければならない
- 現職の評価に悪影響を及ぼす可能性がある
- 参加の目的とミスマッチすることがある
- 必ずしも希望するインターンに参加できるわけではない
- インターンシップには無給のものもある
それぞれ詳しく解説します。
インターンに参加するための時間を確保しなければならない
社会人インターンに参加するには、その分の時間を確保しなければなりません。
今の勤め先とインターン先の両方で十分な時間を確保する必要があり、その負担が大きいのは社会人インターンのデメリットと言えるでしょう。
社会人インターンに理解のある職場であれば、業務の調整を打診するなどしてしっかり準備をしておくことをおすすめします。
現職の評価に悪影響を及ぼす可能性がある
社会人インターンへの参加で、現職の評価に悪影響を及ぼすリスクがあるのは、社会人インターンのデメリットです。
例えば、インターンとの両立で疲労やストレスが溜まり、現職でのミスに繋がると職場での信頼を失ってしまう可能性があります。
現職での評価が落ちてしまうと、働く意欲の低下や収入の減少などさまざまな面でマイナスの影響が出るため注意しましょう。
参加の目的とミスマッチすることがある
社会人インターンでは、自分の参加目的と企業の実施目的がミスマッチすることがあります。
想定していた内容と実際のインターンがが異なると本来の目的を果たせず、有意義な時間を過ごせないかもしれません。
例えば、クリエイティブな業務に携わるつもりで参加したにも関わらず、実際は事務関係の仕事にばかり携わるというようなケースが挙げられます。
事前にしっかりインターンの内容について確認し、自分の参加目的と合致するか見極めておくと良いでしょう。
必ずしも希望するインターンに参加できるわけではない
社会人インターンには人数制限があり、必ずしも希望するインターンに参加できるわけではありません。
特に大手企業や有名企業は募集枠に対して応募人数が多い傾向にあり、インターン選考を突破する難易度も高くなります。
インターンの志望動機や自己PRをしっかり作成するなどして、選考を通過できるよう十分な準備をしておきましょう。
インターンシップには無給のものもある
インターンシップには「有給インターンシップ」と「無給インターンシップ」がある点に注意が必要です。すべてのインターンシップで給料がもらえるわけではありません。
無給インターンシップは一般的に想像する業務体験ではなく簡単なグループワークや企業説明を聞くのみで、一般的に想像される業務体験はできないことが多いです。
内容を確認せずにインターンシップに参加すると、「有給だと思ったのに無給だった」「思っていたような業務体験ができなかった」といった事態になりかねないため、注意してください。
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まとめ
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最近注目を集めている社会人インターン。学生向けのインターンとは異なり、既に働いている人が新たな自分の適性や価値観の発見などを主な目的としています。
社会人インターンは自分の市場価値を把握したり、スキルやモチベーションアップに繋げたり、新たな人脈を広げたりすることができます。
また、インターンを通してそのまま採用される可能性もあるため、転職にも活用することができます。
一方で、インターンへの参加は時間の確保が難しく、参加目的と実際のインターンにミスマッチが起きる可能性があるなど、デメリットもあるため、注意が必要です。
社会人インターンには多くのメリットがあり、社会に出てから新たな自分を発見する良い機会となります。一方、現職への影響といったリスクもあるため、事前にきちんと理解することが大切です。
インターンに参加するならしっかりリサーチをおこない、自分にとって有意義な時間になるよう計画しましょう!