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2024.06.21
システムエンジニア

システムエンジニア(SE)とは?仕事内容・未経験からのなり方や資格について解説

IT化に伴い需要が増しているシステムエンジニア(SE)。実際の仕事内容や、システムエンジニアになるための方法、必要な資格に興味がある方も多いのではないでしょうか?

本記事では、これからシステムエンジニアを目指す方に向けて、システムエンジニアとは何か、システムエンジニアの仕事内容、平均年収、求められる能力、向いている人の特徴、システムエンジニアになるための方法など、気になる情報をまとめてお伝えします。

ぜひ最後までご覧ください。

システムエンジニア(SE)とは?

クエスチョン

システムエンジニアとは、ソフトウェアの設計・開発を行う仕事です。

具体的には、クライアントに解決したい業務上の課題や必要なシステムのヒアリングを行い、それらを解決できるソフトウェアの仕様を考え、開発の初期段階からテストまでをおこないます。

同様の仕事だと勘違いされやすい仕事にプログラマー(PG)が挙げられますが、こちらはプログラミングを仕事としている専門職であるためシステムエンジニアとはまた違う職業です。

仕事の流れで言えば、システムエンジニアが作成した設計書に基づきプログラマーがプログラミングしていくということになります。

関連リンク:プログラマーとは

システムエンジニア(SE)の仕事内容は?

システムエンジニアの仕事内容には、大きく分けて6つの工程があります。

  1. 要求分析・要件定義
  2. 基本設計
  3. 詳細設計
  4. プログラミング
  5. テスト
  6. 運用・保守

実際の仕事では、工程に多少の違いがあることもありますが、ここでは基本的な仕事内容として6工程について解説します。

1.要求分析・要件定義

要求分析と要件定義では、クライアントからヒアリングした内容をもとにシステムの方向性を決めていきます。

クライアントの要望や悩み、予算、納期などを踏まえてどのようなシステムにするのかを考えていく業務です。

要求分析ではクライアントの要望や悩みを分析し、要件定義では分析結果をもとに開発するソフトウェアの概要をまとめます。

特に要件定義はその後の業務すべての土台となるため、システムエンジニアの業務の中でも最も重要と言われている作業です。

2.基本設計

基本設計では、要件定義をもとにソフトウェアの設計をおこないます。

基本設計は大枠の作成をおこない、レイアウトや操作方法などソフトウェア全体のシステムを決定していく作業です。

多くの案件ではクライアントと調整をおこなえる作業は基本設計までとなっているため、認識にズレがないかなども設計とともに確認します。

3.詳細設計

詳細設計では、基本設計をもとにさらに細かい設計をおこないます。

プログラマーがプログラミングするために必要な内容を決定していく作業です。

基本設計はクライアントに示す設計、詳細設計は制作側の目線で書かれた設計というイメージで捉えておきましょう。

4.プログラミング

詳細設計が終わったら、プログラマーが実際にプログラムを書いていきます。

使用するプログラム言語に合った専門のプログラマーが担当し、実際に動かせるものを作っていく工程です。システムエンジニアとプログラマーは別であることが多いため、システムエンジニアとプログラマーで連携することでスムーズに作業を進めることができます。

5.テスト

プログラミングをおこない完成したソフトウェアをテストするのは、システムエンジニアの仕事です。

不備や調整があればプログラマーに修正依頼を出し、全てクリアすれば最後の工程である運用・保守に進みます。

6.運用・保守

ソフトウェアが完成しクライアントに納品した後のシステム運用や保守もシステムエンジニアの仕事です。

トラブルの防止、トラブル発生時の対応など、システムが安定して稼働するようにする作業全般を指します。

冷静な状況分析やトラブルに対応する知識、スキルが求められる重要な役割です。

システムエンジニア(SE)の平均年収

年収

システムエンジニアの平均年収は、20代で400万円程度、30代で470万円程度です。

調査時期や対象によって前後しますが、平均年収は他の業界の一般職と比べると平均年収は全体的に高めです。

システムエンジニアの平均年収が低めに算出される理由には、以下のようなことが考えられます。

  • システムエンジニアの平均年齢が低いから
  • 年齢が高い未経験者が少なくないから

ただし、若い頃から経験を積んでスキルやコミュニケーション能力を高めていけばシステムエンジニアとしてのキャリアアップも可能です。

プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーのポジションにつけるようになると、さらに年収が上がることも期待できます。

システムエンジニア(SE)に求められる能力

SEやプログラミングのビジネスイメージ

システムエンジニアに求められる3つの能力について解説します。

  • クライアントやチームでのやり取りに必要なコミュニケーション能力
  • 設計に対応できるプログラミングの技術力
  • システム開発のスケジュールに対応するマネジメント能力

それぞれ詳しく見てみましょう。

コミュニケーション能力

システムエンジニアは基本的にチームでの連携が必要なため、コミュニケーション能力が欠かせません。

基本設計に至るまでに必要なクライアントへのヒアリングなどにもコミュニケーション能力は必要なので、意識的に高めると良いでしょう。

プログラミングの技術力

システムエンジニアとして、プログラミングの技術も必要です。

ソフトウェアの設計にも必要ですし、顧客へのシステム提案、説明にもプログラミングの知識は必要です。またプログラミングはプログラマーの仕事ではあるものの、基礎知識があれば連携がスムーズになります。

マネジメントスキル

システム開発は、案件によってタイトなスケジュールになることも少なくありません。

業務を滞りなく遂行したり、スケジュール管理をしたり、チームメンバーの負担を分散させたりといったマネジメント能力は重要です。

プロジェクトマネージャーなどのポジションになることを見据え、早いうちからマネジメント能力を身につけるよう意識しましょう。

システムエンジニア(SE)に向いている人は?

オフィスワーカー

システムエンジニアに向いているのは、以下のような特徴に当てはまる方です。

  • 情報を最適化しシステムを構築できる論理的思考がある
  • 新たな情報やスキル、知識に対する学習意欲が高い
  • 問題や課題について、粘り強く解決まで取り組める

それぞれの特徴を詳しく解説します。自分に当てはまるかどうかチェックしてみてください。

論理的思考力がある人

論理的思考力があればクライアントの要望をきちんと整理して最適化し、システム構築できるためシステムエンジニアとしての適性が高いです。

現状把握、ゴールの設定、情報の最適化、分類、分析といった論理的思考力があれば、システムエンジニアとして活躍するときの強みとなります。

論理的な思考のもと計画されたシステムや作業フローはチームメンバーに納得感を与えることもでき、プロジェクトのスムーズな進行に貢献できます。

学習意欲が高い人

IT業界は進化が早いため、学習意欲が高い方のほうが適性があります。

システムエンジニアの学びには終わりがなく、常に進化しながら仕事していく必要があるのが特徴です。

新たな情報、スキル、知識などを積極的に取り入れられる柔軟性は、システムエンジニアとして働くにあたって欠かせない能力であると言えます。

問題・課題の解決まで粘り強く取り組める人

問題や課題の解決に粘り強く取り組めるなら、システムエンジニアの仕事に向いているでしょう。

問題や課題の解決は要求分析や要件定義〜運用・保守まで全ての業務に関わるものです。課題に対する粘り強さ、解決まで導ける力はシステムエンジニアとして重要な特性です。

システムエンジニア(SE)になるためには?

Howto

システムエンジニアになるには、プログラミングやITに関する基礎知識を身につけるところから始めます。その後、もしくは学びながら実務経験を積めば、システムエンジニアとして仕事をこなしていけるようになるでしょう。

具体的には、独学、専門学校、通信制大学などでITの知識を身につけていき、プログラマーとして仕事を実際にこなします。そして、その先にあるポジションがシステムエンジニアです。

プログラマーとしての業務経験があると、システムエンジニアとして就職活動をする際に圧倒的に有利です。とは言え、実務経験がなくても知識があればOKという会社もあるので自分に合ったルートを探してみてください。

システムエンジニア(SE)に必要な資格は?

システムエンジニアになるために必須の資格はありません。ただし、キャリアアップを目指すなら専門知識を証明できる資格を取得しておくのがおすすめです。

おすすめの資格概要証明できる能力
基本情報技術者(FE)・独立行政法人情報処理推進機構が主催する国家資格
・情報処理技術者試験のうち入門とされる資格
・システムエンジニアを目指すとき最初に取得することが多い
・ITの基本知識とスキル
・情報システムの開発、運用、PC業務ができること
応用情報技術者(AP)・独立行政法人情報処理推進機構が主催する国家資格
・基本情報技術者の上位資格
・技術、管理、経営など幅広い知識や応用力があること
・システム開発やIT基盤構築などの業務において高い能力を発揮できること
システムアーキテクト(SA)(旧アプリケーションエンジニア)・独立行政法人情報処理推進機構が主催する国家資格
・上級エンジニア向けの高難易度資格
・システム開発の初期段階のポジションで適格な分析や設計などをおこなえる人材であることを証明する
・情報システムの構造設計、要件定義、システム調査、分析、機能仕様の決定、要求仕様を取りまとめる業務ができることを証明する
ネットワークスペシャリスト(NW)・独立行政法人情報処理推進機構が主催する国家資格
・大規模システムの構築や運用ができる、ネットワークエンジニアやインフラ系エンジニアを目指す方向け
・ネットワークシステムの企画、要件定義、開発、運用、保守まで幅広い知識

その他、IT系の資格を取得するなら「 IT 資格 」もチェックしてみてください。

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詳しくは開志創造大学 情報デザイン学部(仮称・設置構想中)公式ホームページをご覧ください。

システムエンジニア(SE)を目指すなら、通信制大学で効率良く学ぼう!

まとめ

システムエンジニア(SE)の仕事はソフトウェア開発の作業全般に及び、クライアントの要求分析や要件定義に始まり納品後の運用・保守まで多岐にわたります。

そんなシステムエンジニアになるには様々な知識やスキル、経験が求められ、前向きな姿勢や学習意欲、冷静な思考などが常に必要です。

実際の現場で活躍できる、キャリアアップして稼げるシステムエンジニアを本気で目指すなら、教育機関を利用して基礎から実践までしっかり学ぶのがおすすめです。

システムエンジニアになるために、効率良く役立つ知識とスキルを身につけましょう。

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