通信制大学の学費は安い?通学制大学との比較や学費免除制度や奨学金制度について解説
「大学進学」「スキル取得やスキルアップ」「資格取得」のために通信制の大学に行きたいけど、その費用が心配…」通信制大学を検討する際、学費は悩みの種のひとつでしょう。
しかし、学費は大学によってさまざまですし、奨学金などの支援制度も用意されています。この記事では、通信制大学の学費に関する情報をランキング形式で解説します。
さらに、奨学金制度や免除制度についても詳しく解説します。助成金や奨学金の種類など、知っておくべきポイントを押さえましょう。
ぜひ最後までお読みいただき、通信制大学の学費についての理解を深めましょう。
目次
通信制大学とは

通信制大学は、大学に通学することなく学士号の取得を目指せる教育機関です。
過去に大学を卒業している方でも、新たな専門分野を学んだり、キャリアアップにつながる知識を深めたりでき、卒業時には大学卒業資格を取得できます。
学習は主に「オンライン授業」「レポート提出」「テスト」を組み合わせて進行し、自分のペースで学べる点が大きな特徴です。
通信制大学と通学制大学の違い

1.通学(スクーリング)の有無
通学制大学は、授業を受けるためにキャンパスへ足を運ぶ必要があり、時間割に合わせて通学することが前提となります。
一方、通信制大学は基本的に通学を必要とせず、自宅を中心に学習を進められる点が大きな特徴です。
オンライン授業の受講やレポート提出、テストなどを通じて単位を取得できるため、仕事や家事、趣味などと両立しながら自分のペースで学ぶことができます。
大学によってはスクーリング(対面授業)が必要な場合もありますが、最近はオンライン完結型の大学も増えており、通学が一度も不要なケースもあります。
2.入学試験の難易度
通信制大学は、通学制大学に比べて入学のハードルが低いことが多い点も大きな特徴です。
一般的な通学制の大学では筆記試験や面接などの入学選抜に合格する必要がありますが、通信制大学では高校卒業資格(または同等の資格)があれば、入学選考は書類選考のみの場合が多く、比較的入りやすい傾向があります。
ただし、入学しやすいからといって学びの内容が簡単なわけではありません。大学によっては授業内容や卒業論文が通学制と同等、あるいはそれ以上に高度な場合もあります。
そのため、志望する大学の卒業要件や学習量を事前に確認しておくことが重要です。また、短大卒・大学卒の方は編入により一定の単位が免除され、より短期間で卒業を目指せる場合もあります。
3.受講形態
通学制大学では、授業は時間割に沿って決まった時間に行われるため、その時間にキャンパスへ行く必要があります。
また、生活のリズムも大学のスケジュールに合わせる形になり、学業中心の時間管理が求められます。
一方、通信制大学では多くの授業がオンデマンド(事前録画型)で提供され、自分の都合の良い時間に好きな場所で学ぶことができます。
就寝前や休日、家事の合間など、生活スタイルに合わせて柔軟に学習計画を立てられる点が大きな魅力です。
ただし、大学によってはスクーリングなど特定の日時で受講が必要な科目もあるため、事前に確認することが大切です。
通信制大学の学費は安い?

通信制大学は通学制の大学よりも学費が安いことが多いです。その理由は、対面授業や施設維持にかかる費用が少なく、学びの大部分をオンラインで完結できるためです。
実際の学費を比べてみると、通学制大学では初年度に「授業料・入学金・施設費」などが必要となり、私立大学の場合は平均で授業料:約93万円、施設設備費:約18万円、入学料:約25万円がかかります。
国公立大学でも授業料は年間約54万円、入学料は28万〜39万円程度が必要です。4年間の総額で見ると、国公立で約250万円、私立では約370万円前後が一般的です。
参考:文部科学省「私立大学等の令和3年度入学者に係わる学生納付金等調査結果について」https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/1412031_00004.htm
https://www.mext.go.jp/content/20211224-mxt_sigakujo-000019681_4.pdf
一方、開志創造大学 情報デザイン学部は入学金:3万円、年間授業料:25万円、システム利用料・学籍管理料:5万6千円で、4年間でかかる費用が125万4千円と、通学制の大学と比較して1/4程度の学費で卒業することができます。(※先端ITコースの場合は別途卒業までに約40万円がかかります。)
また、通学不要のため、交通費や住居費がかかる心配もなく、スクーリングもありません。これらを踏まえると、通学制より大幅に費用を抑えることができます。
学費を抑えることにより、働きながら学びたい社会人や、費用面で進学をためらっていた高校生でも、現実的な学びの選択肢となります。
経済的な負担を抑えつつ、自分のペースで学士取得を目指したい方には、とても魅力的な進路と言えるでしょう。
通信制大学卒業までの標準在籍期間4年間でかかる学費は?
通信制大学の学費は大学や学部によって異なりますが、卒業までにかかる標準在籍期間の4年間で約80万~150万円が一般的です。
国公立の通信制大学(例:放送大学)は約80万円、私立は100万~150万円程度かかります。学費の内訳は、入学金、授業料(単位制)、教材費、スクーリング費などが含まれます。
履修単位数やスクーリングの有無によって費用は変動するため、詳細は各大学の公式サイトで確認してみてください。
通信制大学の学費の内訳

通信制大学の学費には、入学金と授業料のほかにもスクーリング(大学で実際に受講する授業)受講料や施設設備費、システム利用料、学籍管理料など、大学が設定している諸費用が追加で発生します。これは大学によって金額が異なりますので、気になる大学がある場合は確認してみましょう。
入学諸経費
筆者が調べたところ、全国43大学の平均は39,324円でした。
教育費
通信制大学の教育費は各大学独自の方法で設定されています。たとえば1単位ごとに料金が決められていて、単位を登録すればするほど高くなる大学や、定額制で単位数に関わらず一定の授業料の大学など、さまざまです。
そのため、志望する大学がどういった方法で授業料を算出しているのか必ず確認するようにしましょう。
その他
教育費以外にも、学友費、入学試験選考料、教育充実費などの名目で諸経費が発生します。大学によってさまざまな諸経費が設定されているので、入学金や授業料と併せて確認しておくといいでしょう。
学費を抑えるためには

通信制大学での学費を抑えるためには、学費の安い大学を選ぶ以外に、スクーリングにかかる費用やテキスト代を節約する方法があります。
スクーリング代の削減
スクーリング必須の通信制大学に通学する場合、決まった期間に定められた回数スクーリングする必要があります。大学が遠方にある方にとっては、スクーリングに交通費や宿泊費用が必要になります。
その際、交通費や宿泊費を削減するために宿泊予約を代理店を使わずに直接予約したり、LCCや夜行バスを使うなど工夫したりすることで費用を抑えることができます。また大学に通学証明書や学割証明書を発行してもらうことができれば、通信制大学の学生であっても学割を利用できる場合があります。
テキスト代の削減
大学によってテキストは異なるものの、中古でも問題ないという人はフリマアプリなどを活用してテキスト代を節約することができます。新品で買う前に、一度中古が出品されていないか確認してみましょう。
免除制度の利用
2020年4月より、国の新しい修学支援制度「授業料等減免(入学金含む)」と「給付型奨学金」が始まりました。この制度は、住民税非課税世帯及びそれに準ずる世帯であり、学ぶ意欲がある学生を対象に、返済不要の給付奨学金・授業料等減免を行っています。要件に当てはまりそうな方は検討してみてください。
出典:高等教育の修学支援新制度(授業料等減免と給付型奨学金)|文部科学省
奨学金制度や授業料の免除制度について

国や各大学が独自で実施している奨学金制度を利用することで、卒業までの学費を抑えることができます。
国から借りる奨学金
文部科学省が管轄する「日本学生支援機構」では、大学生を対象に奨学金を給付または貸与する制度を実施しています。この制度を使うことにより、大学に行くために学費の負担を軽減し、学びたい人が学べる環境が整備されています。
国が実施している奨学金には、返済不要の給付型奨学金と返済義務のある貸与型奨学金があります。
給付型奨学金制度を受給するためには収入や学業成績などの基準があり、2020年4月より新制度が始まり、この基準が改訂されました。
以前は学業成績が優秀な生徒が選抜される方式で行われていましたが、新制度では学業成績だけでなく、学ぶ意欲や目的も含めて総合的に判断してもらえるようになりました。また収入の基準も少し緩やかになり、その結果、以前よりも多くの学生が返済不要の奨学金を受給しています。
| 給付型奨学金(返済不要)の対象学生 | |
| 旧制度 | 新制度 |
| 住民税非課税世帯 | 住民税非課税世帯とそれに準ずる世帯 |
| 学業成績が優秀 | 学ぶ意欲がある |
一方、返済義務のある貸与型の奨学金制度は、給付型奨学金制度よりも採用条件が緩やかで、以前から多くの学生が利用しています。
貸与型奨学金には無利息の第一種奨学金と、有利子の第二種奨学金があります。第一種と第二種は併用が可能です。
| 日本学生支援機構 貸与型奨学金(返済義務あり) | |
| 第一種奨学金 | 第二種奨学金 |
| 無利子、成績・収入基準が厳密 | 有利子、成績・収入基準が比較的緩やか |
日本学生支援機構の「令和2年度 学生生活調査」によると、奨学金を受給している割合は、大学(昼間部)で49.6%、つまり日本の約半数の学生が利用していることになります。
国が実施している奨学金制度を利用することで、学費の負担を減らすことができ、安心して学ぶことができるようになるので、ぜひ検討してみましょう。
大学から借りる奨学金
大学によっては、独自に奨学金制度を実施しているところもあります。
たとえば早稲田大学では、「eスクール一般給付奨学金【給付】」として、入学後半期以上在学している人に対して1単位当たり10,000円、1回につき上限半期20万円を給付しています。
また東北福祉大学では、東北福祉大学通信教育部奨学金として、人物・学業成績がともに優秀で1年以上在籍している学生に、当該年度の学費の一部を給付しています。
このように大学ごとに異なる奨学生制度があるので、必ず確認するようにしましょう。
授業料の免除
通信制大学は、通学制大学と比較しても経済的な負担が少ないですが、一部の通信制大学では授業料の一部を免除する制度を実施しているところもあります。学費のサポート制度があるのはとても助かるでしょう。
たとえば武蔵野美術大学では、成績優秀者に対して「武蔵野美術大学造形学部通信教育課程奨励奨学金」という学費免除制度を実施しています。
このように在学中に優秀な成績を収めつつ、学ぶ意欲をしっかりと示すことができれば、通信制大学であっても学費を減らすことができます。
ただし、成績優秀者に対する授業料の免除に関しては以下の注意点があります。
・すべての通信制大学が授業料免除制度を実施しているわけではない
・在学中の成績が判定されるため、1年次に免除を受けられるわけではない
すべての通信制大学が成績優秀者に対する授業料免除制度を実施しているわけではないので、志望する通信制大学に授業料免除制度などの学費サポート制度があるかどうか確認するといいでしょう。
また特に気をつけたいのは、1年次で学費サポートを受けられるわけではないことです。1年次に学費サポートを受けられない理由として、通信制大学の入学試験は書類選考が中心となっており、入学時に成績を判定に使うことができないためと考えられます。それゆえに、入学初年度の学費をしっかり準備してから入学を検討すると良いでしょう。
大学の実施している奨学金や学費免除制度のほかに、国や大学独自の奨学金や免除制度を使うことで学費の負担を抑えることができます。自分の状況に合わせて考えていきましょう。
まとめ

通信制大学の学費や学費サポート制度について紹介してきました。通信制大学は、拘束時間が通学制よりも少なく、学費も安く抑えることができます。そのため学費を抑えながら学歴を得たい人にとっては魅力的な選択肢といえるでしょう。中には学費サポート制度などを実施している大学もありますので、気になった大学に学費サポート制度があるかぜひ調べてみてください。
経済的な負担を抑えて卒業ができる通信制大学をお探しなら、開志創造大学 情報デザイン学部
開志創造大学 情報デザイン学部は、通学不要の完全オンラインで学べる通信教育課程の学部です。日々変化する情報社会に柔軟に対応できる人材を育成するため、社会で必要とされる最先端のIT・デジタルスキルを修得できる場を提供します。
「大学進学をしたい」「働きながら学び直しをしたい」と考えているけれど、経済的な理由から大学進学や学び直しを諦めてしまう方もいるかもしれません。
そのような皆さまの「学びたい!」という気持ちに寄り添い、本学部は年間授業料を25万円とし、卒業までにかかる費用を103万円(入学金3万円を含む)に抑えています。この学費は他の通信制大学と比較しても学びやすい価格設定となっています。
そのため、奨学金を借りる必要がない。もしくは借りたとしても返済額が少ない、返済期間が短いなどのメリットがあります。加えて、完全オンラインのため、家賃や引っ越し費用などが一切かからず、生活費も変わらないため、学びの第一歩の後押しをします。