大卒資格を最短で取得したい方!働きながら得られる3つの方法を解説
就職で重要視される大卒資格。そんな大卒資格は、社会人の方など、高校を卒業してから月日が経っている方でも取得することができます。
今回は、大卒資格を最短で取得するための3つの方法について解説します。
- 通信制大学で学ぶ
- 大学の夜間コースに通う
- 大学改革支援・学位授与機構を利用する
また大卒資格を取るメリットについても触れているので、これから大卒資格を取ろうと考えている方はぜひ最後までご覧ください。
目次
大卒資格を得る3つのメリット
大卒資格を取ると、社会では以下のようなメリットが得られます。
- 大卒資格が必要な求人にも応募でき、就職の選択肢が広がる
- 入社後の年収アップなどの恩恵を受けられる
- 大卒資格がないと受けられない資格に挑戦できる
大卒資格を取得することによるメリットについて、詳しく解説します。
大卒資格が必要な求人に応募できる
大卒資格があれば、大卒資格が必須の求人にも応募できるようになり、選べる仕事の幅が広がります。やりたい仕事に応募するために、大卒資格を取るという方も少なくありません。
昇格や収入アップが期待できる
大卒資格を持っていると、大卒未満の学歴と比べて年収アップの可能性が高まります。
大卒と高卒では初任給に年間42万円程度の差があり、50~54歳頃には年収差が177万円程度まで広がることがわかっています。(厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」)
会社員で収入アップを狙うなら、大卒資格は早めに取っておくほうが得策でしょう。
大卒資格が必要な資格を受験できる
大卒資格を得る、つまり大学を卒業することで、以下のような国家資格への受験資格を得られます。(※)
- 看護師
- 保健師
- 助産師
- 社会福祉士
- 精神保健福祉士
- 臨床検査技師
- 臨床工学技士
- 作業療法士
- 理学療法士
- 言語聴覚士
- 視能訓練士
- 甲種危険物取扱者
- 診療放射線技師
- 管理栄養士
- 薬剤師
- 獣医師
どれも需要のある資格であり、特定の職種に就くことができるようになるものです。取得すれば生涯役立てることができるでしょう。
※各資格ごとに所定の科目を履修して卒業した場合に限る
大卒資格を得る方法① 通信制大学で学ぶ
社会人の方など、高校を卒業してから月日が経っている方が大卒資格を取る方法として、最も適しているのが通信制大学で学ぶことです。
通信制大学は、オンラインの授業を受けて単位を取得することで大学卒業を目指す教育機関です。国の認可を受けている大学であるため、卒業すれば通学制の大学と同じ「大卒扱い」となります。
通信制大学には、以下のような特徴があります。
- 51~465万円と、通学制の4年制大学より学費を抑えられる
- 在籍年数は2~8年と通学パターンによって幅がある
- 入学時期は4月だけではなく10月もある
- 卒業に必要な単位数は最低124単位
以下では、通信制大学の特徴をそれぞれ詳しく解説します。
学費は51万円から465万円
通信制大学にかかる学費は、51〜465万円と幅があります。
学費に幅があるのは、大学や学科、実習の有無などによって費用が異なるためです。
例えばIT系の勉強ができる開志創造大学 情報デザイン学部(仮称・設置構想中)の4年間の学費は、入学金を含め103万円です。
一方、早稲田大学のような有名私立大学の通信学科だと、4年間で総額450万円ほどかかります。
学びたい分野に関して、学費がネックに感じる場合は奨学金や給付金制度を活用すると良いでしょう。詳しくは「社会人が利用可能な奨学金とは?おすすめの奨学金や給付金制度を紹介」で解説しています。
在籍年数は2年から最長で8年
通信制大学の場合、在籍年数は最短2年、最長では8年ほどです。
3年次編入学の場合は最短2年、2年次編入学なら最短3年で大卒資格の取得が可能です。また、仕事や子育てなどさまざまな事情で長引いた場合でも、6~8年程度で卒業できることが多いようです。
ただし、大学によって在籍年数が限られているため注意してください。12年まで在籍できる大学もありますが、すべての大学がそうとは限りません。
大学での学修だけに集中した生活が送れない可能性がある場合は、志望校の最長在籍可能年数をあらかじめ調べておくのがおすすめです。
入学時期は4月か10月
通信制大学の多くは、入学時期を年に2回設けています。4月入学と10月入学があり、いずれも学べる内容については同一です。
例えば、開志創造大学 情報デザイン学部(仮称・設置構想中)の入学時期は春学期入学と秋学期入学に分かれています。それぞれスタート時期は違いますが、同じ受講科目が設定されているため学べる内容は変わりません。
志望校を絞ったら、2月か8月までには入学のための情報収集をおこないましょう。入学時期の2か月前までに情報収集を始めるのが望ましいです。
入学時期の1か月前には出願書類の準備をし、正式な願書を提出します。大卒資格を取得することを目的に入学する場合、「正科生」を選択しましょう。
卒業に必要な単位数は124
大卒資格の取得に必要な単位は、最低でも124単位です。通信制、通学制ともに卒業に必要な単位数は変わりません。
学期ごとに履修できる単位数が決まっていることが多く、最初から計画的に単位を取得することが大切です。上手く履修を組まないと、4年間で卒業できないこともあるので注意してください。
また通信制大学の場合、オンライン授業を受けるだけではなくレポート提出や試験を受けることが必要です。
単位取得に必要な課題や試験については、事前に確認するようにしましょう。
大卒資格を得る方法② 大学の夜間コースに通う
大卒資格を取る2つめの方法は、大学の夜間コースに通うことです。
大学の夜間コースは大学二部とも呼ばれる学部で18時以降に講義がスタートするところが多く、社会人や主婦/主夫の方にとっても通いやすいことが特徴です。
1回90分の講義を毎日2〜3コマ受けることで、必要な単位を取得していきます。
しかし大学の夜間コースは通信制大学などに比べると、徐々に減ってきているため現在ではあまり現実的とは言えない方法かもしれません。
大学の夜間コースを探すよりも、学びたい分野の通信制大学や昼間部への入学を検討する方が現実的でしょう。
大卒資格を得る方法③ 大学改革支援・学位授与機構を利用する
大卒資格を取得する3つめの方法は、大学改革支援・学位授与機構を利用することです。
大学を中退(※2)した方、または短大や高専を卒業した方は、大学などの教育機関で不足分の単位を取得した後、大学改革支援・学位授与機構に申請することで大卒資格を取得できます。
不足分の単位を取得するためには、オンラインで1単位ごとに履修できる通信制大学がおすすめです。
※2:大学に2年以上在籍し、62単位以上を修得済
通信制学部に迷ったら開志創造大学情報デザイン学部(仮称・設置構想中)
通信制学部に迷ったら、開志創造大学 情報デザイン学部(仮称・設置構想中)がおすすめ!
一度も大学に通うことなく、完全オンラインでの学修で大学を卒業し、大学卒業の証である「学士(情報学)」を取得することができます。授業は1回15分のオンデマンド授業のため、通勤時間や家事育児の合間、出かけた際に少し時間が空いてしまった際や就寝前などのスキマ時間にサクッと学修することができます。オンライン学修のため、時間や場所にとらわれずいつでもどこでも自由に学修することが可能です。
年間学費は25万円と、とても学びやすく、仕事や育児をしながら大卒資格を修得したい方や、なるべく費用を抑えて大学で学びたい方に嬉しい学費設定となっています。
まとめ
大卒資格は、応募できる求人の幅を広げたり、収入アップが望めたりと、人生において大きなメリットをもたらしてくれるものです。
そんな大卒資格は、現役の学生でなくても取得することができます。
通信制大学に通ったり、大学の夜間コースに通ったり、大学改革支援・学位授与機構を利用したりする方法で、大卒資格は取得可能です。
個人の立場や状況によって、選ぶべき方法は異なります。
高卒などの学歴であれば現実的なのは通信制大学を利用することですが、大学中退などの経歴があるのであれば大学改革支援・学位授与機構と通信制大学を併用したほうが短期で大卒資格を取得できるかもしれません。
自分に合った最短で大卒資格を取得できる方法を探してみましょう。