適性検査とは?目的やテスト形式、選び方を徹底解説!おすすめサービス30選も紹介
就職活動や転職活動の際、適性検査を受けなければならないことがあります。なぜ適性検査が実施されているのかわからず、面倒に感じてしまう方も多いのではないでしょうか?
本記事では、適性検査とは何か、適性検査で何がわかるのか、実施の目的、実施状況、テスト形式、検査の選び方、注意点を解説しつつ、おすすめの適性検査サービス30選を紹介します。
これから就職活動や転職活動に臨む方、自社で実施する適性検査についてきちんと理解したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
適性検査とは?
就職活動における適性検査とは、企業が実施する応募者に向けたテストのことです。
適性検査をおこなうことで応募者の能力や人柄、性格などを知り、どのような職場が適している人物なのか把握するために実施されます。
適性検査にも種類がありますが、主に「能力検査」と「性格検査」の2種類が実施されることが多く、知的能力や思考について知ることができます。
適性検査におけるエニアグラムとは?
適性検査における「エニアグラム」とは、思考や行動のパターンなど、行動特性を9タイプに分類する性格検査のことです。
自己実現や他者との関係構築などに役立つとされており、ビジネスでは人材採用、人員配置、人材育成などの分野で活用されています。
適性検査でわかることとは?
企業が適性検査を実施することで、応募者について以下のことがわかります。
- 性格などの人物特性
- 自社との相性
- 言語能力や計算能力などの基礎的な能力
人物特性
適性検査のうち、性格検査を通して企業は求職者の人物特性について知ることができます。
几帳面、素直、忍耐力があるなど、応募者の特性をデータとして可視化することでそれぞれの性格を把握でき、他の応募者との比較もしやすくなります。
適性検査を通し、面接や書類選考では見えない人物特性がわかるため、適性検査を取り入れる企業が多いのです。
自社との相性
適性検査では、自社と応募者の相性についても知ることができます。入社後のミスマッチを防ぐためにも、適性検査を重要視する企業は少なくありません。
採用した人物が自社とマッチし、愛着を持って長く勤めてもらえるように、適性検査を通して自社との相性をチェックします。
基礎能力
SPI試験などの学力調査系の適性検査では、言語能力や計算能力といった基礎的な能力についてチェックできます。
全国の他の受験者と比較することで、自社で検討している応募者が、どのくらいの能力を持っているのか確認できるのもメリットです。
適性検査を実施する目的とは?
企業が適性検査を実施する主な目的は、以下の4つです。
- 採用後のミスマッチを防ぐため
- 担当者の主観ではなく客観的な人物評価のため
- 応募者の基礎能力や性格を定量的に測るため
- 他の応募者と比較するため
書類選考や面接だけではわからない側面をチェックしたり、他の応募者と比較したりすることで適切な採用に活用します。
また、あらかじめ自社と応募者の相性を確認しておくことで、採用後のミスマッチを防ぐという目的もあります。
新卒・中途採用向けの適性検査の違いとは?
適性検査は、新卒採用だけではなく中途採用でも実施されます。
新卒採用の場合は基礎学力や潜在能力をチェックするために用いられますが、中途採用の場合は自社とのミスマッチを防ぐことが主な目的です。
新卒採用の適性検査では能力テストが用いられることが多い一方で、中途採用の適性検査では性格検査だけ取り入れられていることも少なくありません。
《2024年度》適性検査の実施状況とは?
2024年度現在、適性検査は多くの企業で導入されています。
日本国内では、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが提供する「SPI」がもっとも利用されている適性検査です。
SPIは年間利用社数15,900社、受験者数231.4万人(2024年3月期)で、圧倒的な導入実績を持ちます。
SPIに限らず、企業によって必要と考える能力や性格をチェックするため、さまざまな適性検査が実施されています。
適性検査のテスト形式(受検方法)は?
適性検査のテスト形式には、大きく2種類あります。
- ペーパー試験
- Web試験
Web試験は自宅で受験するタイプと専用の会場で受験するタイプがあるため、必ず検査の詳細を確認しておきましょう。
適性検査の所要時間はどれくらい?
適性検査の所要時間は、検査によって異なり、一般的に性格検査は10〜40分、能力検査は20〜70分程度かかります。
ただし、テストによって5分程度で終わるものもあれば、1時間近くかかることもあるため、所要時間については必ず事前に確認しておきましょう。
適性検査を実施するタイミングは?
適性検査は、一般的に書類選考通過後から一次面接までの間に実施されます。
ただし、企業によっては書類選考と同時に実施したり、最終面接後に実施したりすることもあり、実施のタイミングは定まっていません。
【企業向け】適性検査の選び方は?
自社で適性検査を導入したい場合、「費用」「検査内容」「信頼性や導入実績」の3点をチェックして選びましょう。
ここでは、企業向けに適性検査の選び方について解説します。
1:費用
適性検査は、提供元によって導入にかかる費用が異なります。予算に合った適性検査を選びましょう。
導入や運用にかかる費用には、「初期費用」「システム利用料」「受験料」があります。
初期費用が無料のものや、システム利用料の月額や年額が低価格のものを選ぶと費用を抑えられるでしょう。
2:検査内容
検査内容が、自社の採用基準や実施目的にマッチしているかを確認してください。
適性検査によって想定している検査結果や利用目的は異なり、どれを選んでも自社の目的にマッチするとは限りません。
- 「採用活動」と「社員のマネジメント」のどちらが目的の適性検査なのか
- 「基礎能力」と「性格」のどちらを検査できる適性検査なのか
- 評価項目が自社の職務や採用基準と合っているか
以上のポイントをチェックして、導入する適性検査を選びましょう。
3:信頼性や実績
信頼できる実績のある適性検査を選ぶことも、大切なポイントです。コストと労力を投じても、欲しい情報が得られない適性検査を実施したところで意味がありません。
適性検査の総受験者数や利用社数などをチェックし、信頼できる検査であることを確認したうえで導入するようにしましょう。
【企業向け】適性検査サービスおすすめ30選
実際に提供されている、おすすめの適性検査サービス30選を一覧で紹介します。
サービス名 | 費用(税込) | 検査内容 | 特徴 | 実績※ |
---|---|---|---|---|
不適性検査スカウター | 能力検査:0円 資質検査:864円 精神分析:540円 定着検査:540円 | ・基礎学力 ・潜在的な資質 ・問題行動やトラブルの原因になる性質 ・不満やストレス | 新卒、中途採用の両方に対応した内容。定着しない、成長しない、頑張らないなど、「不適性」について検査する唯一のサービス。 | 32,000社 |
Talent Analytics(タレントアナリティクス)(旧:3Eテスト) | 【ライトプラン(20件~)】 70,000円/年 【ベーシックプラン(100件~)】 330,000円/年 | ・性格特性 ・創造的思考性 ・コミュニケーション力 ・エネルギー量 ・ストレス耐性 ・キャリアタイプ指向性 ・職務適性 ・総合特徴 | 要望に合わせた柔軟なプラン設定が魅力。主に知的能力と性格・価値観にフォーカスして人材を評価する。 | 24,000社 |
SPI3-USE(エスピーアイ ユース) | 【テストセンター】 8,000円 | ・性格 ・基礎能力 ・英語能力 ・構造的把握力 | 現代の多様な採用活動のニーズに合わせ、企業にとってより良い人材の採用や定着を支援する。性格や適性をより詳しく判定できる。 | 15,900社(SPI3として) |
HCi-AS(エイチシーアイエーエス) | 【初期費用】55,000円 【受験費用】 1~30名:4,400円/人 31~100名:3,850円/人 101名~:3,300円/人 | ・目標追求力 ・対人力 ・主体性 | 検査時間10分と短時間でおこなえる。8か国語に対応しているため、外国人労働者の採用にも役立てやすい。 | 国内8,000社国外1,000社(株式会社ヒューマンキャピタル研究所として) |
HCi-ab(エイチシーアイエービー) | 最初の1名:2,200円 2名以降:1,100円/人 | ・言語 ・数理 ・時事社会 ・常識度 ・思考度 | 検査時間45分でしっかり測定する。偏差値順一覧を閲覧できるため人材の比較がしやすい。 | 国内8,000社国外1,000社(株式会社ヒューマンキャピタル研究所として) |
トライアンフのCUBIC(キュービック)適性検査 | 【個別実施プラン】 2,500円〜/人 【パックプラン(50名以上の受験で利用可能)】 2,000円~/人 【ウケホーダイプラン(人数無制限)】 1,600,000円~ | ・性格、パーソナリティ ・ストレス耐性 ・社会性 ・環境による意欲 ・自己認識 ・面接時のポイント ・関心、興味領域 ・キャリア志向 | 問い合わせから導入、活用まで、専任の人事コンサルタントが徹底支援する。初めて適性検査を導入する企業でも安心して始めやすい。 | 6,000社 |
ストレス耐性テスト DIST(ディスト) | 【DIST】990円 【DIST-COM】1,650円 【Web-DIST(標準プラン)】1,650円 【Web-DIST(英語版)】2,200円 | ・原因別ストレス耐性 ・ストレス対処資質 | ストレス耐性に特化した適性検査。仕事上で直面するストレスを4つの原因に分類してそれぞれの耐性について測定する。 | 5,000社(株式会社ダイヤモンド社として) |
職場適応性テスト DPI(ディーピーアイ) | 【職場適応性テストDPI】990円 【DPI-C】800円 【職場適応性テストDPI-COM】2,750円 【Web-DPI】2,750円 【Web-DPI(英語版)】3,300円 【Web-DPI(中国語版)】990円 | ・基礎診断項目 ・個別診断項目 | 職場への適応性に特化した適性検査。個人が持つ力が、職場で発揮できるものか測定する。 | 5,000社(株式会社ダイヤモンド社として) |
総合能力診断 DATA | 【DATA-α[N]】 3,850円 【DATA-G】3,850円 【DATA-y】3,850円 | ・態度能力 ・基礎診断項目(業種・職種を問わず必要な特性) ・個別診断項目(職種によって重要度が異なる特性) ・知的能力 | 思考力と能力の発揮、発現をそれぞれ測定する総合的な適性検査。知的能力と態度能力の2側面から人物を測定する。 | 5,000社(株式会社ダイヤモンド社として) |
情報技術者適性診断 DATA-OA(データオーエー) | 5,500円 | ・態度能力 ・基礎診断項目(業種・職種を問わず必要な特性) ・個別診断項目(職種によって重要度が異なる特性) ・知的能力 | 情報技術者としての適性に特化した検査。知的能力と態度能力の2側面から人物を測定する。 | 5,000社(株式会社ダイヤモンド社として) |
Web総合診断サービス I-Dats(アイデイツ) | 【I-Dats Web-DBIT、DPI、DIST】4,730円 【I-Dats Web-DPI、DIST】3,850円 【I-Dats Web-DBIT、DPI】3,300円 【I-Dats Web-DBIT、DIST】2,750円 | ・態度能力 ・知的能力 ・ストレス耐性 | 職場適応性、ストレス耐性、基礎知的能力をまとめて測定する。多面的に能力診断をしたい場合におすすめ。 | 5,000社(株式会社ダイヤモンド社として) |
高難度知的能力 DII(ディーアイアイ) | 990円/部 | ・知的能力(高難易度) | ビジネスで求められる具体的かつ実践的な知的能力について診断する。高難易度の問題がラインナップされている適性検査。 | 5,000社(株式会社ダイヤモンド社として) |
ミツカリ | 【ベーシックプラン】 2,200円/人 【エンタープライズプラン】 月額22,000円~ (年間契約)2,200円/人 | ・個人対組織の相性 ・ミスマッチしている価値観 ・社風 ・組織風土の言語化 | 応募者の人物像、組織との相性をそれぞれ可視化。応募者と会社の相性の他、配属先の部署、上司、ハイパフォーマー、退職する可能性などさまざまな相性をチェックできる。 | 4,500社 |
CUBIC for WEB(キュービックフォーウェブ) | 【セルフプラン】適性検査:2,200円/人 基礎能力検査:1,650円/人 自己分析シート:1,100円/人 【代行プラン】 適性検査:3,300円/人 基礎能力検査:2,200円/人 順位一覧表:110円/件 | ・性格特性 ・知的能力 ・ストレス耐性 ・モチベーション ・カルチャーフィット ・相性 ・職種適性 ・面談アドバイス | 採用選考の業務を一元化できる適性検査。採用適性検査については日本語を含む6か国語に対応しており、外国人労働者の採用にも役立つ。 | 4,000社(CUBIC適性検査 by GDLとして) |
compass(コンパス) | 【適性検査】2,000円/人 | ・ストレス耐性 ・職業適性 ・対人関係スタイル ・基礎能力 | 人材担当者が知りたいことを徹底リサーチして作られた適性検査。1,000社以上の企業の人事担当者からリサーチした情報をもとに構成されている。ストレス耐性、コミュニケーション、抑うつ傾向などについて特に注力している。 | 3,000社 |
ミキワメ | 【システム利用料】44,000~/月 【受験料】550円 | ・性格検査 ・能力検査 ・自社のハイパフォーマーとの的制度分析 | 自社の社風を分析したうえで採用基準の策定が可能。会社全体や部署ごとの分析も可能なため、適性検査後の採用や部署決めに役立つ。 | 3,000社 |
SCOA(スコア)総合適性検査 | 2,200円~5,500/人 (人数・内容により料金が変動) | ・基礎能力 ・パーソナリティ ・事務能力 | 1985年から続く適性検査。人事測定・評価開発研究委員会による分析と検証を繰り返し、信頼性の高いデータを提供する。 | 3,000社(NOMA総研(株式会社日本経営協会)として) |
事務職適性検査 TAPOC(タポック) | 【セパレート】 自社採点方式:495円/人 Web方式:1,100円/人 【セット】 Web方式:3,300円 | ・言語知識 ・表現力 ・処理速度 ・適応力 ・計算能力 ・読解力 ・論理的思考力 ・判断力 ・記憶力 ・要点力 | 事務処理能力に特化した適性検査。多角的な視点から測定するため、より正確な適性を知ることができる。 | 3,000社(NOMA総研(株式会社日本経営協会)として) |
適性検査|TG-WEBシリーズ | 【初期費用】33,000円 【受験料】 2,200円/件 | ・マネジメント資質 ・基本能力 ・ストレス耐性 ・タイプ相性 ・その他 | 自社に合わせた組み合わせでの適性検査を実施可能。8つに分類された観点を組み合わせることで、自社の採用に必要な項目をピックアップして測定できる。 | 2,700社 |
アッテル適性検査 | 〈スタンダードプラン〉 【受験費用】0円/100名以上 【分析費用】30,000円/月 (プランや企業規模などの条件で具体的な料金が変動) | ・資質診断 ・基礎能力診断 ・評価分析 ・比較分析 ・分布分析 ・類似分析 ・類似従業員 | データとAIを用いた適性検査。採用、育成、配置、マネジメントなど人事課題全体に役立つ活用方法を展開している。 | 1,000社 |
ef-1g(エフワンジー) | 【企業アカウント利用料】129,360円/月 【性格診断+能力テスト】3,300円 【性格診断のみ】2,200円 【能力テストのみ】1,100円 | ・性格 ・能力 | 個人が持つ特性を詳細に可視化する適性検査。ポテンシャルや特性など、細かく測定することができる。レポートが詳細で豊富なので、活用シーンが多様である。 | 1,000社 |
TAP(タップ) | 1,320円~ | ・基礎能力 ・職務バイタリティー ・職務適正 ・対人、社会への不調和傾向 ・対人的側面 ・行動的側面 ・面接のチェックポイント | 6つの側面を測定するのに加え、面接時のチェックポイントやレポートの活用方法などについてもサポートされている。 | 1000社 |
PETⅡ(ピーイーティーツー) | 1,500円~/人 | ・組織管理者適正 ・メンタル ・組織文化適合度 | 人事業務未経験者であってもわかりやすい診断結果で、スムーズに評価をおこなえる。Web上で完結するためコスト削減も可能。 | 930社 |
内田クレペリン検査 | 【検査用紙】1,320円/10枚 【個別診断的判定】2,750円 【個別診断的判定(曲線類型判定のみ)】880円 【ガイダンス判定】2,200円 | ・処理能力の程度 ・発動性 ・可変性 ・増進性 | 日本で開発され、長い歴史を持つ適性検査。簡単な一桁の足し算をひたすら繰り返し、受験者の回答と作業量、誤答から能力、性格、行動の特徴を割り出す。 | 70万人/年 |
V-CAT(ブイキャット) | 要問合せ | ・メンタルヘルス ・持ち味 | 持ち味とメンタルヘルスに特化した適性検査。個人が持つ長所やストレス耐性について測定し、本質的な要素を可視化する。 | 1,500万人(累計) |
tanΘ(タンジェント) | 【適性検査】2,200円 【能力検査】1,100円 | ・性格、欲求 ・能力(言語、非言語、英語) ・ストレス耐性 ・思考タイプ ・職務適性モデル分析 | 5つの思考タイプから直感的に個人の特性を把握できる。どのような性格なのか、どのような行動を取るのかを図でわかりやすく可視化する。 | 25万人(累計) |
GROW360(グロウ360) | 【設計】500,000円~ 【測定+運用】350,000円~ 【分析】500,000円~ (それぞれ内容によって変動) | ・気質 ・自己評価 ・他者評価 | テクノロジーに基づいた精確な測定に加え、人材データの専門家による分析をおこなう適性検査。高精度な分析で個人の本質を測定できる。 | 20万人(累計) |
玉手箱Ⅲ | 【年間利用料】1,320,000~2,750,000円 【受験料】660~1,210円 | ・計数 ・言語 ・英語 ・パーソナリティ(OPQ) ・バイタリティ ・チームワーク | 知的能力とパーソナリティの両方から測定し、総合的な適性診断をおこなう。基本的な適性検査をおこないたい場合におすすめ。 | 不明 |
総合適性テストGAB(ギャブ) | 【問題冊子】660円 【採点処理】3,850円 | ・言語理解 ・計数理解 ・パーソナリティ(OPQ) ・バイタリティ ・将来のマネジメント適性 ・営業 ・研究、開発 ・チームワーク | 新卒採用の総合職に特化した適性検査。知的能力とパーソナリティの詳細、バイタリティ、チームワーク、将来のマネジメント適性などについても測定する。 | 不明 |
コンピュータ職適性テストCAB(キャブ) | 【問題冊子】660円 【採点処理】3,850円 | ・暗算 ・法則性 ・命令表 ・暗号 ・パーソナリティ(OPQ) ・バイタリティ ・チームワーク | コンピュータ職に特化した適性検査。SEやプログラマーへの適性の他、バイタリティやチームワークなどについても測定する。 | 不明 |
※実績については、各サービスの公式サイトに掲載されている数値を掲載しています。
各サービスの試験方式
サービス名 | ペーパーテスト | Web試験 | マークシート | テストセンター | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
不適性検査スカウター | ○ | ○ | × | × | |
Talent Analytics(タレントアナリティクス)(旧:3Eテスト) | × | ○ | ○ | × | |
SPI3-USE(エスピーアイ ユース) | × | × | × | ○ | |
HCi-AS(エイチシーアイエーエス) | ○ | ○ | × | × | |
HCi-ab(エイチシーアイエービー) | ○ | ○ | × | × | |
トライアンフのCUBIC(キュービック)適性検査 | ○ | ○ | × | × | |
ストレス耐性テスト DIST(ディスト) | ○ | ○ | × | × | |
職場適応性テスト DPI(ディーピーアイ) | ○ | ○ | × | × | |
総合能力診断 DATA | × | ○ | × | × | |
情報技術者適性診断 DATA-OA(データオーエー) | × | ○ | × | × | |
Web総合診断サービス I-Dats(アイデイツ) | × | ○ | × | × | |
高難度知的能力 DII(ディーアイアイ) | ○ | × | × | × | |
ミツカリ | × | ○ | × | × | |
CUBIC for WEB(キュービックフォーウェブ) | ○ | ○ | × | × | |
compass(コンパス) | ○ | ○ | × | × | |
ミキワメ | × | ○ | ○ | × | |
SCOA(スコア)総合適性検査 | × | ○ | ○ | ○ | |
事務職適性検査 TAPOC(タポック) | × | ○ | × | × | 自社で採点をおこなう |
適性検査|TG-WEBシリーズ | × | ○ | × | × | |
アッテル適性検査 | × | ○ | × | × | |
ef-1g(エフワンジー) | × | ○ | × | × | |
TAP(タップ) | × | ○ | ○ | ○ | インハウスCBT(企業の指定する会場での受検) |
PETⅡ(ピーイーティーツー) | × | ○ | × | × | |
内田クレペリン検査 | ○ | ○ | ○ | × | |
V-CAT(ブイキャット) | × | × | ○ | × | |
tanΘ(タンジェント) | × | ○ | × | × | |
GROW360(グロウ360) | × | ○ | × | × | |
玉手箱Ⅲ | × | ○ | ○ | × | タレントセントラル(多言語に対応) |
総合適性テストGAB(ギャブ) | × | ○ | ○ | × | |
コンピュータ職適性テストCAB(キャブ) | × | ○ | ○ | × |
【企業向け】適性検査を実施する場合の注意点
適性検査を導入・実施する際は、以下の点に注意してください。
- 適性検査の信頼性
- 不正行為の対策
- 採用基準とのマッチ度
- 入社後のパフォーマンスもチェックする
適性検査を導入する際は、検査の信頼性について必ずチェックしましょう。また、実施の際の不正行為対策についても確認してください。
さらに、自社の採用基準とのマッチ度を確認してから導入に踏み切ることが大切です。
また、導入後は採用した人材のパフォーマンスをチェックするようにしてください。検査に頼りきるのではなく、実際の能力や性格についてきちんと把握することも重要です。
通信制大学に迷ったら、開志創造大学 情報デザイン学部(仮称・設置構想中)
開志創造大学 情報デザイン学部(仮称・設置構想中)は、2026年4月開設予定の完全オンラインで学べる学部です。一度も通学することなく、卒業時には大学卒業の証である「学士(情報学)」の取得が可能です。
情報デザイン学部(仮称・設置構想中)では、PBL演習という特徴的な授業が設けられています。
PBL演習では、さまざまな業種の企業と連携し、実際のビジネス現場での課題を扱い、その解決を目指していく過程で、「課題発見力」「実践力」「課題解決力」「思考力」「応用力」「表現力」を身につけます。
PBLとは、プロジェクトを基盤とした学習のことを指し、この演習では、チームを作ってプロジェクトを進めていきます。
このプロジェクトを進めていく中で、徐々に自分の役割が確立されていきます。
プロジェクトの進行を管理したり、積極的に意見を出したり、出された意見をまとめたり等、自分がどの役割を担っているのかが見えてきます。
このような実践的な授業で見えてきた自分の性格や特徴を自身で把握しておくことにより、適性検査をおこなう際に各項目の回答がしやすくなります。
面接等においても、自分の性格や特徴を知っておくことは重要になるため、授業でさまざまスキルを身につけながら、自己分析もおこなっていきましょう。
情報デザイン学部(仮称・設置構想中)に少しでもご興味のある方は、ぜひWebサイトをチェックしてみてください!
まとめ
企業が実施する適性検査とは、応募者の能力や性格を把握するための検査です。書類選考や面接ではわからない、性格や思考パターン、基礎能力について知ることができます。
実施することで採用後のミスマッチを防ぐ、担当者の主観ではなく客観的な人物評価をする、応募者の基礎能力や性格を定量的に測る、他の応募者と比較するといったことができるため、多くの企業で実施されています。
適性検査にはペーパーテストとWeb試験の2種類があり、実施のタイミングは決められていません。
自社で適性検査を導入する場合、「費用」「検査内容」「信頼性や実績」の3点をチェックして検査を選びましょう。
また、不正行為の対策、採用基準とのマッチ度、入社後のパフォーマンスなどのチェックをすることで、より導入する意味を感じられるようになるでしょう。
企業と人材のミスマッチを防ぐことを主な目的として導入されている適性検査。応募者も企業も、それぞれが検査の意味や実施理由を理解することが大切です。
適性検査を正しく利活用し、良い就職活動や転職活動、または採用活動をおこないましょう。